2015年6月23日 00:00
Windows 8 & 8.1はダメOSなのか - 第1回
同じくAndroid搭載スマートフォンも2010年第1四半期の時点で、約5,450万台とかなりの数だ(いずれもワールドワイド)。
当時はMicrosoftもWindows Phone 7というスマートフォン向けOSをリリースしていたが、Windows CEからWindows Mobileの後継OSという位置付けだ。国内では採用する通信キャリアも少なかったことから、iOS/Androidという新興の波に飲まれ、追いやられていた。
Microsoftは、2009年からWindows部門に参加したSteven Sinofsky氏をリーダーとして、Windows 8に関する多くの情報提供を2011年8月から開始している。つまり、Windows 95から圧倒的シェアを持っていたMicrosoftが、iOS/Androidなどに追い抜かれ始めた時期だ。そのためMicrosoftは、当時ほかのOSがシェアを拡大しつつあったタブレット市場をにらみ、看板製品のWindowsをタブレットでも使えるようにした。これがWindows 8だ(Winodws XP Tablet PC Editionの存在を踏まえると、タブレットの画面サイズとタッチ操作に合わせて、GUIの最適化を図ったといったほうが近いかもしれない)。