松山ケンイチ、木村文乃とのシーンを回顧「あの瞬間だけは2人の世界になれた」
と回顧し、「試合のシーンも大変な撮影だったんですけど、皆さん気合いが入っていましたし、確か東出くんは毎日、家で鏡の前で自分の体を見ていたんだっけ?」と投げかけると、東出は「違う違う(笑)。それ、監督が勝手にインタビューでおっしゃっただけです」と否定。続けて東出は「僕も役作りでジムに行ったときに、片隅でプロの試合を見ながらシャドーをやっていらっしゃる方がいて、ボクサーの方がプロ練に来てるんだと思ったら松山さんで(笑)、もうジムの住人になってると思って驚きました」とエピソードを告白した。
一方、ボクシングに関しては蚊帳の外だったという木村は「ある日、皆さんでとても楽しそうにお話をされていて、耳を澄ましたら『あいつのあのステップがいいよね』『減量どうしてる?』『バンテージってどれがいい?』ってすっごく楽しそうにお話しされていて、この人たち役者じゃないのかなって思っていました(笑)」と振り返った。
さらに、木村演じる千佳に、松山演じる瓜田がバンテージを巻くという印象的なシーンがあるそうで、どんなことを意識して演じていたか尋ねられた松山は「僕は巻きながら話をするので、最初は間違えないようにってだけ考えていたんですけど、実際、2人でやっているときに思ったのは、カメラってどうしても意識しちゃうんですけど、あの瞬間だけは本当に2人の世界になれたなって。