2015年6月30日 09:00
7月1日は"うるう秒"で1秒長い一日に、スマホに悪影響は?
●スマホの時刻は何にもとづくのか
今年の7月1日は「うるう秒」として、24時間より1秒だけ長くなる。NTTの時報では、午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に1秒挿入することでカバーするようだが、スマートフォンではどのように時間が合わせられるのだろうか?
○内蔵時計は「NITZ」で合わせる
ほとんどの人は、そもそもスマートフォンで時刻調整をしたことがないのではないだろうか。その仕組みはスマートフォンの時刻設定を開いてみるとわかる。通常は「自動設定」にチェックマークが付いているはずだ。この自動設定のおかげで、スマートフォンは非常に正確な時間を維持できている。
時刻の自動設定というと、パソコン用OSにも付いているが、パソコン用OSの場合は「NTP」(Network Time Protocol)という仕組みを使って時間を合わせている。NTPでは、電波時計などで非常に正確に合わせられた時計と連動したサーバー(NTPサーバー)に問い合わせ、その時のネットの伝達速度の差を考慮してできるだけ正確な時間に合わせる。
それでは携帯電話やスマートフォンではどうするかというと、「NITZ」(Network Identity and Time Zone)