2015年7月6日 12:25
祝儀袋のデザインとつかいかた (2) 結婚式に出席する場合
結婚式や出産など、めでたいお祝いごとには必ず登場する「祝儀袋」。紅白の色遣いが伝統的ですが、近年はその他の色・かたちも増え、デザインのバリエーションもとても豊富になりました。
お祝いのきもちを自分らしいデザインで表せるようになった反面、贈る相手によってどういったデザインのものを選んだらいいのか、また贈る際のマナーなどについて、迷ってしまうのもまた事実。そこで、祝儀袋をはじめとした紙製品を長年販売している文具メーカー・マルアイの担当者に、祝儀袋に関する豆知識やマナー面について聞いてみました。
今回は、祝儀袋の主な用途でもある「結婚式に出席する場合」の使い方について、解説してもらいました。
――祝儀袋には「表書き」用に「寿」などと印刷された短冊がついてきますが、中には表現の異なるものが複数付いてくることがあり、どれを使うか迷うことがあります。どういった使い分けをしたらよいのでしょうか?
表書きは、「寿(ことぶき)」「ご結婚御祝」「御祝」などが一般的ですが、地域によっては「贐(はなむけ)」「御贐(おはなむけ)」などを用いることもあります。
例えば、青森県では、会費制の結婚式も多く行われますが、「御贐」