松坂桃李、言動がネットで度々話題も「そんなに!?」リスナーにも勧めたい『いのちの停車場』
という気持ちが強かったです。ずっと映画界の第一線で活躍されてる方とご一緒できる機会は本当に貴重だし光栄でした。
実際に共演すると、本当に細部まで役を落とし込む方で、例えば劇中で使ってるペンを、カメラが回ってないところでも使われているんです。目に見えないところでの役の染み込ませ方が丁寧で、一つ一つの動作や所作を役に表されていらっしゃる感覚が、すごく刺激的でした。細部にまで思いを巡らせることで、奥行を作ることもできるんだなと、吉永さんから教わりました。軽やかでしなやかで、美しい方でした。
——東映さんと吉永さんのタッグは故・岡田裕介会長が指揮をとられていて、映画界にとっても大きな作品だと思うのですが、『侍戦隊シンケンジャー』でデビューされた松坂さんがそこに出られてるのもすごいですね。撮影所で初心に返ったりするものでしょうか?
東映さんでデビュー作に出演させてもらってから12年経ちますけど、今もなおこうして一緒にお仕事させてもらえるのは、すごくありがたいことだなと思います。
撮影所での日々はやっぱり思い出します、辛かった日々を!(笑) 毎朝5時くらいに東映のスタジオに集合して、ロケバスに乗って山まで行って、ロケして、夕方くらいに帰ってきて……今回の雰囲気とはまた全然違う、思い出深い撮影でした。