2015年7月17日 12:00
物流会社は、一緒にブランドを作るチームだ - kate spadeの事例
ケイト・スペード ニューヨークとジャック・スペードの商品を販売するケイト・スペード ジャパン(以下、ケイト・スペード)は2015年2月、DHLサプライチェーンとともに、新 物流システムの構築・稼働を目指す3年契約を締結した。
実店舗だけでなく、Eコマース全盛期と言える昨今。世界的にも人気を博すブランドが、物流システムの再構築において、どのようなことを重要視したのだろうか。
○経営体制の一新で、新システム稼働が必要に
ケイト・スペード ニューヨークとは、日本でも20~30年代の若い女性を中心に人気を集めるファッションブランド。実店舗などを中心にファッションバッグや革小物などを扱うほか、Apple StoreではiPhoneケースも販売する。
日本での事業開始は2009年。当時、日本法人は、サンエー・インターナショナル社(現 : TSIホールディングス)と米Kate Spade LLC との合弁企業であったが、2012年11月、米Kate Spade LLCの100%子会社となった。
「実は米本社が、複数ブランドを持つ企業の傘下から、ケイト・スペードブランドのみを扱う体制へ変更となりました。