2015年7月29日 11:04
ネットワーク化したデジタルサイネージ、普及を加速させる次の手は
同ネットワークに属するデジタルサイネージを使えば、固定されたスペースに留まらず、広い商圏の中に広告をちりばめて、広告効果を高めることもできるようになった。
○近い将来、効果測定なども可能に
さて、広告を利用する際に欠かせないのが、費用対効果の算出だ。インターネット広告では既にその手法は確立されているが、デジタルサイネージはどのような状況なのだろうか。
穴原氏は、「デジタルサイネージはその仕組み上、複数人に広告を表示します。その中で費用対効果の計測や広告効果を高めるためには、モバイル端末との連携が必要。現状では、その可能性を探っているところです」と説明する。つまり、モバイル端末と連携することでターゲットを絞り込むことができ、インターネット広告のノウハウも適用できるようになるというわけだ。
マイクロアドデジタルサイネージでは、デジタルサイネージとモバイルとの連携を見据え、iBeaconなど新しい技術をつかった実証実験なども進めている。
「技術的なパーツはそろいつつある」と穴原氏は証言する。これらの技術革新が進めば、デジタルサイネージを利用する企業はますます増えるだろう。
最後に、穴原氏にデジタルサイネージの未来について聞いてみた。