2015年7月30日 07:00
「無意識の偏見」をなくすには? - ジョンソン・エンド・ジョンソンがワークショップを実施
結果、次の仕事が回ってこず、実績・自信がつかないという悪循環に陥る。
一方、「やらせてください(=自身に「できない」というバイアスを掛けていない状態)」と手を挙げると、その役職に任命され、実績・自信が身につく。結果、また別の案件で声がかかり、更に実績・自信がつくという好循環が生まれるのである。
鍵となるのは、「無意識」を「意識」し、アンコンシャス・バイアスにより生まれる僅かな差を解消できるかという点だ。
ワークショップを主催した社員は、「僅かな違いでポジティブなサイクルになるかネガティブなサイクルになるかが決まる。スタート地点は同じでも、ほんの小さな意識の差により不平等性が生じ、優秀な社員が十分に能力を発揮できなくなってしまう」と説明する。
こうした状況から脱するためには、自分でアンコンシャス・バイアスに気づくこと、そして瞬時に判断するのではなく、一度ゆっくり考えてから結論を出すことが求められる。また、上司や同僚も、その人に対して無意識的にバイアスを掛けていないかを意識し、意図的に機会を提供することが重要なのだという。
最後に職場におけるアンコンシャス・バイアスの事例を各々が発表。