くらし情報『訪れるなら今! 8月10日で消滅する津軽今別の構内踏切 体験レポート』

2015年7月30日 11:00

訪れるなら今! 8月10日で消滅する津軽今別の構内踏切 体験レポート

そんなこんなで新幹線の最高速度が抑えられてしまうのだが、それでも新幹線の速度は時速140km、貨物列車の速度は時速100kmと大差がある。共用区間は82kmほどあるが、それを通過するのにかかる時間は時速140kmなら35分、時速100kmなら49分の計算になる。

そこで、貨物列車が新幹線の頭を押さえるような事態を避けるため、青函トンネルの前後に待避施設を設けることになった。奥津軽いまべつ駅が本州側の待避施設になり、新幹線の両脇に分岐する形で、在来専用の待避線を2本ずつ設ける。狭軌の線路を外側に出してしまうので、駅部は三線軌にはならない。

対する北海道側の待避施設は湯の里知内信号場(もともと知内駅があった場所)で、こちらは本線を三線軌にしたまま、さらに狭軌の待避線を両脇に分岐させる。こちらも上下それぞれ2本ずつの待避線を設ける。

こうすると、青函トンネルに入る手前、あるいは青函トンネルを出た先で先行する貨物列車に追いついてしまっても、そこで追い越せる。
また、輸送障害が発生して青函トンネルへの進入が抑止された時に、ここで列車を止めて待たせることもできる。

ただし、上りの新幹線が青函トンネルへの進入を抑止された時は、湯の里知内信号場ではなく、手前の木古内駅で待たせることになるだろう。

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