くらし情報『半導体産業にM&Aの津波がやってきた - IC Insightsがその背景を分析』

2015年8月4日 10:00

半導体産業にM&Aの津波がやってきた - IC Insightsがその背景を分析

が米国Freescale Semiconductor(元Motorolaの半導体部門)を110.8 億ドル(1ドル=125円換算で約1.4兆円)で買収することを発表した。この買収により、車載半導体分野で、NXPはルネサス エレクトロニクスを蹴落とし、世界No.1企業に躍り出る。同時に、IoT分野での品ぞろえを充実し、顧客にトータル・ソリューションを提供できるようになる。また5月末には、米国・シンガポールAvago Technology(元米Hewlett-Packardの半導体部門、その後、米AT&Tの半導体子会社と合併し、さらに米LSIを買収した企業)が売上高ではるかに格上の米国Broadcomを370億ドル(4.6兆円)で買収することを決めた。AvagoのCEOのHock Tan氏は、「この買収によって有線・無線の半導体で世界最強の半導体企業になる」と宣言した。つまり、両社の技術や製品を持ちよれば、IoT時代に必須のセンサ端末からコンピュータ・通信ネットワークまで広範な品ぞろえでトータルソリューションを提供できるようになるということだ。なお、Avagoの買収費用370億ドルは、半導体産業の歴史上、とびぬけた額であり、AvagoがなにがなんでもBroadcomを買収したがっていたことを示唆している。

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