下位低迷の原因は誰? 今シーズンの球団別「戦犯」ピックアップ
ここ数年は日本球界を代表する「陰のエース」との呼び声も高かったが、昨年11月の右ヒジ手術のリハビリが長期化。開幕投手も予定されていたが、復帰は5月中旬になり大きく出遅れた。
ただ、現在4連勝中と好調を維持しており、本来の実力を発揮すればまだまだ連勝は伸ばせるだろう。
○広島 緒方孝市監督
一方でセ・リーグは、「人気と若手の成長が著しく、黒田博樹が復帰した広島が一気にくる! 」とみた評論家が多かった。得失点差だけを見ると、378得点で350失点は僅差でセ・リーグ2位。しかし、実際の順位は借金5の4位となっている。
確かに一岡竜司、野村祐輔の不調や今村猛、栗原健太、堂林翔太の復調のめどが立たないなどの問題もあるが、これはある程度は想定内だったと言ってもいいだろう。これでは「采配に責任アリ」ということになっても仕方がない。
歯車をうまくかみ合わせられるか。1年目の緒方監督の手腕次第で明暗が分かれそうだ。○巨人 スコット・マシソン
21ホールド、防御率2.58と数字上ではまずまずの好成績を残している中継ぎエースのマシソンだが、今年は大事なところで打たれる「ここ一番の弱さ」を見せ、すでに7敗。