2021年7月9日 10:00
小出恵介、NYでつかんだ演技の本質「役者としての礎に」 4年ぶりドラマで手ごたえ
経験を積めば積むほど、いろんなテクニックを足したくなるものですが、そういった表面的なことではなく、役の感情に近づくことが大事なんだなと。
――演技に対する意識の変化があってから『酒癖50』の撮影に臨まれ、現場でも違いはありましたか?
演技をしていて楽しくなりました。表面的な部分で考えることが減ったので、より演技に集中できる。役の気持ちにどっぷり浸って演じることができて楽しかったです。
――役の気持ちに浸って、そこで出てくるリアルな表情や行動を待つわけですね。そうですね。以前はそれがいいと思っていても怖くてできなかったのですが、委ねる勇気が出ました。アメリカに行って、これが演技なのだと学びました。
――俳優として大きな変化ですね。
かなり大きな変化です。この感覚は今後の役者としての礎になるだろうなという気がしています。今回のドラマでそういう演技の取り組み方をして、自分の中で非常にしっくりきたので、僕はこれからこういうスタイルを大事にしていくと思います。
●日本と海外の両方で活動を! ハリウッド映画にも意欲
――昨年8月に日本での活動再開を発表されましたが、決意した思いも改めてお聞かせください。