くらし情報『『100ワニ』上田監督夫妻「誰も否定しない物語に」 互いの長所を生かして制作』

2021年7月10日 18:03

『100ワニ』上田監督夫妻「誰も否定しない物語に」 互いの長所を生かして制作

と言っている方がたくさんいて、そうだよなと思ったのもあります。

――オリジナルの部分はどのように物語を膨らませていきましたか?

上田監督:最初に考えたのは、新しいキャラクターを出すことです。新しい生活、新しい日々というのは、誰かにとっては最初抵抗があるかもしれない。そんなものがいいのではないかというところから作っていきました。

――映画オリジナルのカエルが重要なキャラクターとして登場しますが、演じた山田裕貴さんも「異物感」とコメントされていました。

上田監督:注意を引きつけて、そこに意味を持たせるような役割になっています。

――後半を描くときに特に意識したこととは?

上田監督:どう乗り越えるかということだけではなく、「コロナもあるけど前を向いていこう」という人もいれば、「前を向いていこうよ」という言葉がしんどい人もいる。ポジティブきつい…みたいな。
頑張っている人と何もできない自分を比べて余計に気が滅入ることもあるし、今を生きる人たちの誰も否定しない物語にしたかった。そこを探す旅でもありました。

ふくだ監督:私たちとしても、きくち先生としても、この生き方が正解、これが正しい道だ、みたいにはしたくなくて、みんなそれぞれ考えや生き方があるということを、みんなそれぞれ受け取ってもらって肯定できたらいいなと思いました。

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