2015年8月22日 19:56
「RICOH THETA デベロッパーズコンテスト」表彰式 - 全天球撮影カメラを活用するためのアイデアを競う
重要視したのは「イノベーティブなもの」(革新的なもの)で、革新性(独創性)、夢(将来性、発展性)、有益性(実用性)を基準として審査を行ったとのこと。選定基準とは違った観点だが、「カワイイ」「面白さ」といったものを前面に出した何点かの作品が選定の場で話題になったことから、急遽「審査員特別賞」が設けられた。
72作品の中から大賞に選ばれたのは、ドイツのbitstarsが制作した「Holobuilder - a web-based virtual reality creator using 360° Theta photos」。このWebアプリケーションは、全天球イメージに3Dオブジェクトを追加できるというものだ。
審査委員長 坂村氏の解説では、2Dの写真でスタンプやコメントを加える加工技術は一般的だが、それを全天球画像に持ち込み、さらに立体的なスタンプを空間に押すというイメージがとても革新的で可能性を感じられたとのこと。実装もオープンなものをうまく組み合わせており、完成度・実用性が高いことも評価されたとの話だ。
部門賞は、「アプリケーション・API部門」にaimino(日本)制作の「360HDR」