くらし情報『身代金を要求するランサムウェア、次の標的は「ウェアラブルデバイス」』

2015年8月24日 09:42

身代金を要求するランサムウェア、次の標的は「ウェアラブルデバイス」

そんなランサムウェアの行く先は、現在のモバイルデバイスの潮流に合わせるように「ウェアラブルデバイスに行くだろう」とRosch氏は話す。

「現在登場しているスマートウォッチはスマートフォンやタブレット端末などと同期して情報をすぐに見られる。消費者からすれば、その"同期"に利便性が高いと感じている。ただ、この利便性の高さは多くの優良アプリと同様にマルウェアでも同じこと」(Rosch氏)

シマンテックでは、Android Wearを狙ったランサムウェアを"試作"し、Androidアプリの実行ファイル(.apk)をスマートフォンからスマートウォッチへ仕込んだ。この実験では、スマートウォッチへの通知を一秒ごとに行い、「金銭を支払え」と常に通知して事実上、使えなくしたという。

現状のテストでは初期化すれば問題ないものの、常に通知が来て「使いものにならない」状況のスマートウォッチとなれば、そのまま破棄する人も出てくることだろう。なお、Rosch氏によるとiOS端末やApple Watchについてはいわゆるホワイトリスト方式のアプリストアであるため、こうしたランサムウェアが入る余地はほぼ皆無のため、Androidに限って注意した方が良いとした。

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