2015年8月25日 08:00
日本人は粘り強く成功にむかう - 益子焼きも勉強するカンボジアの陶工の働き方
■逆に今の仕事で大変なこと、嫌な点は?
私たちを支援してくれているカンボジア伝統陶器プロジェクトは今年で終わります。その後は私たち自身で独立してやっていかなければなりません。生産は大丈夫だけど、営業とか経営がちょっと不安です。また、メンバーたちのいろいろなアイデアをひとつにまとめるのは大変です。
また、作っている商品が割れてしまったり、お客さんに気に入ってもらえなかったり、窯で焼くときに釉薬がうまく熔けなくていい色が出なかったときはがっがりします。
■休みのとりかたは?
ほとんど休みません。休みの日も街へ行くことはほとんどなくてずっと村にいます。お正月やお盆の時は1週間から10日休んで、お寺に行ったり遊びに行ったりします。
村で伝統的な踊りやゲームをします。
■日本人のイメージは? あるいは、理解し難いところなどありますか?
将来のことを考えて成功するまで大変な仕事でもねばり強く頑張る人たちです。一人でも、グループでも同じように頑張ります。一方、カンボジア人は一人の時は頑張りますが、グループの時はあまり……。日本人はお金をたくさん稼げるけどちゃんと節約して大切なものだけ買いますよね。