くらし情報『祖先はいつ、どこから日本にやってきた? - 遺伝子検査で明らかになる「自分のルーツ」』

2015年8月31日 14:00

祖先はいつ、どこから日本にやってきた? - 遺伝子検査で明らかになる「自分のルーツ」

に関しては、実際のところ、結果を見るとき少々緊張してしまった。筆者が小心者であることはもちろんだが、「自分は結果をどのように受け止めるか」という不安にここで直面したのである。

これは、サービス提供側に立って言い換えれば「消費者に検査結果が適切に伝わるか」であり、消費者向け遺伝子検査サービスが抱える課題の1つでもある。2月に厚生労働省の厚生科学審議が開催した第14回会議では、「遺伝子検査ビジネス」を今後の課題として整理し、対応策を検討することが確認され、情報提供の方法のほか、検査の質の担保や科学的根拠の適切さ、遺伝子的差別などが問題点となることを指摘している。(これらに対するDeNAライフサイエンスの取り組みは、こちらを参考にされたい。)

筆者は、この課題を身を持って実感したように思うが、「疾患リスクが分かるメニューも受けてみたい」とも感じた。それはおそらく、祖先のルーツや体質の傾向を知れたことで「自分のことをもっと知りたい」という気持ちが芽生えたからだと思う。筆者と同様に、例えば「がんの疾患リスクが比較的高かったら、どうしよう」など不安に感じる人は、まずは「ディスカバリー」のような体質を中心としたサービスから利用し、その情報を自分がどのように受け止めるかを見極めてもよいかもしれない。

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