x86サーバーの事業展開やThinPadのデザインに隠された裏話を紹介 - Lenovo 米国開発拠点レポート
そのうえで、いわゆるクラシックなThinkPadのスタイルに加えて、X1 CarbonやYogaといった新しいスタイルのものも積極的に取り入れることで、カテゴリー全体の向上を目指していくとしている。
もうひとり、われわれの対応にあたってくれたのは、ThinkPadのデザイン分野では最大の大物とも言えるデビッド・ヒル氏だ。同氏が当時のIBM PC事業に参画したのは1995年。以来、20年にわたってThinkPadのデザインを数多く担当している。現在の役職はLenovo 副社長 兼 PC事業本部/エンタープライズビジネス事業本部 CDO(Chief Design Officer)となっている。
その彼の口から出た驚くべき言葉は、誰もが赤だと思っていたThinkPadロゴにあるiのドット部分が、実は赤ではなかったという真相である。半分は笑い話なのだが、話題は「弁当箱」から始まった。いわゆる質実剛健なPCとして、ThinkPadは黒い弁当箱とも言われてきた。
弁当箱と最初に呼んだのは日本人かもしれないが、この基本的なスタイルを生み出したのはドイツ人デザイナーであるという。「Bentobako」