x86サーバーの事業展開やThinPadのデザインに隠された裏話を紹介 - Lenovo 米国開発拠点レポート
は、現在でも用語として通じるらしい。そのドイツ人デザイナーは、常に赤をアクセントに加えていたという。そこでThinkPadのロゴにも工夫が加えられ、ドットが赤になっていた。
しかし、それは簡単には決まらなかった。そのデザインにダメを出したのは、当時のIBMで安全管理に携わる部署だったという。メインフレームにとって、赤い丸は緊急停止用の非常ボタンだ。そんなものをイメージするデザインはまかり成らんというわけである。そこで生み出したアイディアが、赤(RED)ではなく、IBMが規定していた色のひとつ「IBMマゼンタ(Magenta)」だと言い張ることだったという。
結果、すべての書類やマニュアルはこのIBMマゼンタで通し、実物だけは赤に近づけていったという。
ヒル氏は製品のひとつひとつに思い入れがあり、BUTTERFLYで知られるキーボードのアイディアがいかにして生まれたかなど、さまざまな逸話をいくらでも語りたいという印象だった。
現地2泊で滞在時間は48時間に満たないものの、すでにあるもの、これから生まれてくるものなど、さまざまな視点で振り返ることができるツアーだった。
中高生向け プリントが貼りやすく、すっきり整理できるノート『Tree's プラスメモリ罫 A4サイズノート』新発売 発売日:2024年7月上旬