2015年9月7日 15:47
日本IBM、2015年上半期のTokyo SOCレポートとIBM X-Forceレポートを発表
脆弱性の公開直後から攻撃が発生する傾向にも変わりはないため、平時の情報収集やアセット管理の重要性が再認識された。
一方、IBM X-Forceは民間セキュリティー研究開発チームの一つとして、膨大な量のイベントやマルウェアのサンプルをリアルタイムで相関分析し、脅威や脆弱性の研究と監視に取り組んでいる。また、これらの脅威に対する企業システムの保護を支援するため、IBMのセキュリティー製品群への脆弱性に関する情報の反映や、Tokyo SOCをはじめとしたSOCにて提供するマネージド・セキュリティー・サービスなどとの連携を図っている。IBM X-Force 脅威に対するインテリジェンス・レポートは、これらの活動に基づいたセキュリティー脅威の動向に関する調査として四半期毎に発行している。
同レポートの2015年第3四半期では「ランサムウェアの進化」「Tor(トーア)が不正目的に使用される」「2015年上半期は4,000件を上回る脆弱性が公表される」とした。ランサムウェアは価値の高いコミュニティーを攻撃するために、特定のファイル形式をターゲットにするように進化。例えば、TeslaCryptはオンライン・ゲームに関連したユーザー・ファイルを狙うことで、オンライン・ゲーマーをターゲットにしている。