くらし情報『"人食いバクテリア患者"、過去最高の300人台目前に「恐ろしすぎ」の声』

2015年9月8日 09:00

"人食いバクテリア患者"、過去最高の300人台目前に「恐ろしすぎ」の声

"人食いバクテリア患者"、過去最高の300人台目前に「恐ろしすぎ」の声
東京都感染症情報センターはこのほど、8月24~30日の期間中の感染症情報を公開した。

同センターは、医師・獣医師に全数届け出を求める「全数把握対象疾患」などの報告数を定期的に公開している。同報告によると、今年の35週(8月24~30日)の期間中、東京都で新たに「人食いバクテリア」とも呼ばれる「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者が1人確認された。これで今年の東京都の保健所での受理数は累計47に達し、全国の報告数は299となった。

国立感染症研究所によると、同感染症の過去最多の患者数は2014年の270人で、今年は既にこの数字を上回っていることになる。毎年100~200人の患者が確認されているが、そのうち約30%が死亡していることから、「きわめて致死率の高い感染症」(国立感染症研究所)だ。

劇症型溶血性レンサ球菌感染症はレンサ球菌によって引き起こされ、同感染症の患者の傷口への直接接触によって感染するとされている。

東京都感染症情報センターによると、通常はレンサ球菌に感染しても症状が出現しないことも多く、ほとんどは咽頭炎や皮膚の感染症にとどまるという。
だが、まれに通常は細菌が存在しない血液や筋肉、肺などの組織にレンサ球菌が侵入し、急激に症状が進行する重篤な疾患になるとのこと。

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