2015年9月9日 11:59
Facebookで差をつけろ! 成功例に学ぶマーケティングの極意 (5) "インバウンド"の情報発信で60万人のファンを獲得、クラブツーリズムの場合
○ラストクリックだけでない、アトリビューションに手応え
ページ投稿だけではリーチできないユーザーへアプローチするため、昨年から本格的に運用を始めたFacebook広告でも同様に、重視しているユーザー属性は「国」と「使用言語」だ。
Facebookでは、香港、台湾、タイ、シンガポール、マレーシアといった国ごとにターゲットをセグメントできるのはもちろん、ユーザーの使用言語、趣味趣向から、似た傾向を持つ「類似オーディエンス」にアプローチできる。これを活用して、コンバージョンされたユーザーと同じ国、なおかつ傾向が似たユーザーにリーチしたところ、好結果が得られたという。
「弊社では宣伝物はすべて独自の『媒体効率』をもとに効果測定をしています。媒体ごとの宣伝費÷販売高の目標値を定めていて、その目標値にどれだけ近づけたかが『媒体効率』になる。たとえば一般的なリスティング広告とFacebook広告を比較した場合、販売高のベースをラストクリックだけで考えるなら、どちらもまだ目標値はクリアできていませんが、アシストコンバージョンも含めたデータを見ると、リスティング広告よりも断然いい結果が出ている」