2015年9月9日 11:59
Facebookで差をつけろ! 成功例に学ぶマーケティングの極意 (5) "インバウンド"の情報発信で60万人のファンを獲得、クラブツーリズムの場合
と浅川氏。
ページを彩る写真の多くは、クラブツーリズムの添乗員やスタッフが実際に現地で撮影してきたもの。ストックフォトを利用することもあるが「より臨場感のある写真を」との思いから、浅川氏が社内の有志に声をかけ、Facebookページ用に提供してもらっている。
夏から秋に向かう今の時期は、ちょうどぶどう狩りのシーズン。タイムラインに並ぶ美味しそうなぶどうの写真には、オンライン販売サイトのぶどう狩り特集ページのリンクもしっかり添えられている。
Facebookページの二次的な目的はもちろん、ここから実際のツアーの販売促進につなげることだ。さらに効果的なリーチを考えるため、「国ごとのファンの数と、リーチ&アクションは常にチェックしている」という。
「たとえば同じ中華系でも国によって、タイは夏休みがほかとずれていたり、シンガポールにはクリスマス休暇があるなど、祭日も休暇のタイミングも異なる」と浅川氏。
そういう国ごとの違いも加味しながら、そのときどきに最も有力なコンテンツは何かを考える材料にするためも、「どの国の人がいつ、どんなコンテンツに興味を持ったか」という情報が重要だという。