2015年9月11日 10:29
デルタ航空、ボーイング747-400初号機引退 - 26年間で約9,800万km飛行
その進化型であるB747-400型機は「ハイテクジャンボ」と呼ばれ、グラスコックピット、尾翼燃料タンク、高性能エンジン、新しいインテリアを備え、それまでの通称「クラシックジャンボ」とは一線を画す航空機として愛されてきた。
デルタ航空のB747型機チーフ・パイロットを務めるスティーブ・ハンロン機長は、「B747-400はパイロットの間で"くじら"の愛称で呼ばれていました。くじらのように大きな体をしているのに驚くほど操縦しやすく、速い。400人近いお客様を乗せて音速の0.86倍の速さで飛行することができる素晴らしい飛行機です」とコメントしている。
現在、デルタ航空では機材の刷新を進めており、運航中のB747-400型機材、計12機を2017年までに全て引退させる予定となっている。
2016年初頭には同機の展示を予定しているデルタ航空博物館は、米国ジョージア州アトランタの本社屋に隣接し、6万8,000平方フィートの広さを有する航空博物館。85年以上にわたるデルタ航空の歴史と民間航空産業の発展の軌跡を、航空機やユニフォームなどの展示を通して紹介している。常設展示には、1929年のデルタ航空初の旅客便に使用された航空機に近い型のトラベルエアー6Bセダン機、1982年に従業員が資金を出して会社のために購入したボーイング767型機「スピリット・オブ・デルタ」