2015年9月14日 11:00
巨人Intelに挑め! - 自作PCユーザーを歓喜させたK6シリーズ (3) 初代K6ついに登場
そういう状態であったので、私は最初のカスタマに、ある秋葉原のPCパーツ店と組んで、ショップブランドのK6パソコンを売り出してもらった。ショップブランドであるので有名電気機器メーカーのナショナルブランドパソコンよりも数が圧倒的に少ないと思った…ところが、私の思惑は外れた。発表と同時に用意した233MHzは予約販売で即座に売り切れてしまった。ショップはバックオーダーを抱え、毎日追加の催促をしてくる、"そのうちに歩留まりが上がって潤沢に出るようになりますから"、と言って初めのころはかわしていたのだが、それも限界になり、ショップの社長さんとともにUS本社まで行って、"いくつ出せるのか"、と直談判を行ったことを覚えている。パワーユーザーからの旺盛な需要は世界的規模だったので量を確保するのは大変であった。
○「自作PCエキスポ」を開催
秋葉原といえば、その後いろいろなお店にお邪魔し、イベントをやったりすることになるのだが、このころは何もかも新しい経験で、今から思えばまさに怖いもの知らずで、よくやったなと思うような貴重な経験をさせていただいた。その中でも印象深いのは、秋葉原始まって以来の"自作PCエキスポ"である。