2015年9月21日 09:00
Windows RT 8.1 Update 3の登場で「Surface RT」は延命できるか? - 阿久津良和のWindows Weekly Report
<開く>ボタンからはタイルのキャッシュデータサイズの変更が可能だ。
他にもサインイン画面やスタートメニューのユーザーアイコンが丸くなるなど、いくつかの変化を確認できるが、Windowsストアアプリはウィンドウ表示に切り替えることができず、キーボード着脱時にタブレットモードに切り替わるContinuumも未実装だ。当初から「小規模なアップデートに留まる」というアナウンスがあったものの肩透かしを食った気分は否めない。
さて、スタートメニューの復活でWindows RT 8.1は使いやすくなるかという点に自問自答してみる。確かにエクスプローラーやExcelに代表されるOfficeスイートはウィンドウ表示できるため、スタートメニューとの親和性は高い。だが、Windowsストアアプリ起動時の違和感は上図を見れば明らかだろう。
また、Windows RTはARMアーキテクチャ上で動作するOSのため、IA-32アーキテクチャ専用のWindowsストアアプリも動作しない。今後増えて行くであろうユニバーサルWindowsアプリも動作しないはずだ。
これらを鑑みると、状況は変化していないと述べるのが正しいだろう。