2015年9月25日 08:21
仕込みの口コミに効果はない - Talknote開発の鍵は"BtoCサービス"
でも、複数人に一斉送信でメールを送りたくても、送信先は最大5件と制限されていたんです。ビジネスシーンにおいて、一斉送信が5人までというのは、あまりにも少ない数字ですよね。
初期の開発時にグループでリアルタイムチャットができる機能に絞った理由は、こういった要望もありましたし、「同時に5名以上に送れる」ということは大きなバリューになると思ったわけです。
○有料プラン転向企業が増えず苦戦した時期も
―― 最初の10人が使用したあと、利用企業数はどのように推移していきましたか?
1年後の2012年6月には2,000社を超え、同年末には3,000社、翌年2013年10月には1万社を突破しました。利用社数はありがたいことに順調に推移していましたが、2013年1月に有料プランをリリースし直すなど、いくつかの重要な分岐点があったように思います。
Talknoteはリリース当初、「無料プランのみでスタートし、登録企業の母数が増えたタイミングで有料プランの提供を開始。ヘビーに利用したいという一部のユーザーに課金してもらう」という筋書きを考えていました。食べログやクックパッドなどのコンシューマー向けサービスの収益化と同じ「フリーミアム」