2015年9月25日 13:40
夢はNASDAQ上場 - ソフトバンクが求める革新の"パートナー"
○IoTという節目
――KDDIは2011年夏から∞ラボを、NTTドコモは2013年夏からイノベーションビレッジを始めていますが、なぜこのタイミングなのでしょうか?
原 勲氏
ソフトバンクでは、ベンチャーなどとの協業はライン(提携、協業、出資の案件)ごとにやっていました。ただ、今回のプログラムで言えば、「IoT」という今までの常識では捉えられないビジネス領域の展開する。ここで全てを自前でやっていくのは大変ですし、参加プレイヤーも増えているため、体系立ててやっていこうということになりました。
また、広く"ソフトバンクグループ"という枠組みで言えば、ネットに密接なヤフーがその役割(ベンチャー企業との連携)を担っていました。その中で、特段"どこの企業"と限定するわけではないのですが、既存のプログラムの場合には大きな課題があると思っています。
本当にマネタイズに繋がるのか、ビジネスとして成立しているのか、という課題です。
オフィスを提供したり、外部企業が参画してサポートするスキームは凄いなと感じますが、事業者側、そしてスタートアップ側にとっても「メリットになるのかな」と考えてしまいます。