iPad ProとSurface Pro 3、仕事で使うならどっち?
どうしてもファイルのやりとりが必要ならば、Windowsタブレットが利便性で優れている。特にSurface Pro 3やSurface 3は標準サイズのUSBポートを備えており、PCと同等の使い勝手を得られるだろう。
○iPad Proは、もはや「2台持ち」できない
このようにPCやファイル操作を中心とした仕事環境では、iPad Proはポテンシャルを発揮できないだろう。しかし仕事環境も、徐々に進化しつつある。業務アプリにWebブラウザーでアクセスでき、情報共有がクラウドベースで行われているような環境では、iPad Proを活用できる場面はあるだろう。
PCの利用頻度があまり高くないならば、iPad Proから会社内に用意した仮想環境などにリモートデスクトップで接続し、一時的にフル機能のWindowsを利用するという手もある。これはマイクロソフトがWindows RTの業務利用において、実際に提案していた手法だ。とはいえ、iPad Proに期待される生産性はもう一段高いものになる可能性が高い。
それはiPad Proが価格と重量の2つの点から、PCとの「2台持ち」が難しくなるためだ。