2015年9月27日 11:00
iPad ProとSurface Pro 3、仕事で使うならどっち?
アップルの発表イベントには米マイクロソフトのOffice担当幹部が登壇。iOS 9のマルチタスク機能を用いて、複数のOfficeアプリを同時実行するデモを示した。画面を分割して複数のアプリを同時に操作できる点は、PCに匹敵する機能だ。
アプリ間連携では、ExcelのグラフをWordやPowerPointの文書に貼り付けることが可能。Apple Pencilによるペン入力のデモでは、PowerPointのスライドに手書きで矢印を書くだけでオートシェイプに変換されることを示した。
このようにiPad ProではMicrosoft Officeが快適に使える一方で、Officeだけで仕事が完結するわけではない。メールに添付されたZIPファイルを展開し、そこにUSBメモリー内のファイルを加えて返信する、といった単純な作業を考えても、iOSでは荷が重い。
これはiOSの設計思想も関係している。
iOSでは基本的にiTunesを通してコンテンツを管理しており、ファイルやフォルダ操作といったローレベルの処理を隠蔽している。これがiOSを親しみやすいものにしている一方で、ファイル操作が欠かせない種類の仕事には適合しづらい原因にもなっている。