2015年9月30日 10:00
Facebookで差をつけろ! 成功例に学ぶマーケティングの極意 (6) テレビ広告との相乗効果でユーザー数を伸ばしたメルカリの場合
(鋤柄氏)
今年の7月からは「Facebookオーディエンスネットワーク」も活用している。これは、Facebook上だけでなく、他のモバイルアプリにも広告を出せるサービスで、ターゲティングに合わせて、ネットワークにある他のアプリにも自動で配信される仕組みだ。
「オーディエンスネットワークについては、まだROASでの測定ができないのですが、CPI(インストールを獲得する単価の指標)は、Facebookのニュースフィードに表示する広告よりも20%安く獲得できています。ボリュームについては、Facebookと比べるとまだ1割程度ですが、今後、連携するメディアが増えていくことを期待しています」(鋤柄氏)
○「リエンゲージメント」で休眠ユーザーのアプリ再訪を促進
モバイルアプリは、インストールした人に長く積極的に活用してもらう必要がある。そのために同社が利用しているのが「モバイルアプリエンゲージメント広告」だ。すでにアプリをダウンロードしてある人にエンゲージメントや再利用を促すもので、「カスタムオーディエンス」というターゲットを細かく絞り込んだアプローチができるFacebookならではのターゲティング機能と併用できる広告だ。