アイス支出額全国1位の石川県金沢、アイス好きの実態と驚きのアイスを調査!
と言っても、他県と比べて特に種類が多いわけではない。ただ、市民からは「金沢のスーパーは、アイスの特売日が多い」という声が聞かれた。確かに「本日アイス半額」などの紙が貼られているのをよく目にする。
実際、特売日に足を運んでみると、アイスコーナーのまわりには、帰り道に食べるアイスを品定めする学生さん、ファミリーパックを手に取るママ、そのママにおねだりする子供などたくさんの人であふれていた。お得な特売日に買って冷蔵庫に常備、いつでも楽しめるようにしておくのが、金沢人の常識になっているようだ。
○果物や野菜のみならず、海産物のアイスも
では、どんなアイスを食べているのだろうか。市内のスーパーで大手メーカーの商品にまじってよく目にするのが、「五郎島金時(ごろうじまきんとき) 焼きいもアイス」(150円)だ。
「五郎島金時」は、日本海に面して砂丘が広がる金沢市五郎島地区で栽培され、甘くてホクホクの味が楽しめるさつまいも。
そのおいしさをクリームとあんにしてアイスにしたのがこの一品。「金沢自慢の味が手軽に楽しめる」「初めて食べた時、五郎島金時の味がそのまま再現されていてビックリした」と、金沢定番のご当地アイスになっている。