2015年10月9日 06:00
富士山+忍野八海+"忍者"な旅も! 新設「しのびの里」で広がる富士観光の形
○なかなか突破できないからくり屋敷
だが、ここまで来たならぜひ体験してもらいたいのが「忍者からくり屋敷」である。築77年の古民家を移築・改装した屋敷は木の質感も味わい深く、戸口に設置された2匹のカラスも雰囲気を盛り上げる。からくり屋敷は有料で、大人(中学生以上)は700円、こども(3歳以上)は400円(ともに庭園入園料とからくり屋敷1回利用券付き)となっている。
からくり屋敷には随所に敵から身を守るための仕掛けが施されており、秘密の抜け道や隠し戸が、そして、思わぬところに武器や財宝が眠っている。迷路のようになった空間で立ち往生することもあるかもしれないが、ここはぜひスマートに突破していただきたい。
また、からくり屋敷の側には「忍野手裏剣道場」もあり、忍者道具の基本中の基本である手裏剣投げにチャレンジできる(5枚で500円)。手のひらにすっぽり収まる手裏剣は意外と軽く、「これだったらひょいっといけるだろう」などと思ってしまうのだが、実はコツをつかめていないとなかなかまっすぐ飛ばない。神経を集中して挑んでみよう。
しのびの里のオープンは10月10日だが、富士急行はオープン前の現在、すでにしのびの里内に忍者をテーマにした新しい施設も構想しているという。