●新劇場のエースになって、意識が変わった
――4月に「ナルゲキ」(お笑いライブに特化した劇場)がオープンしましたね。劇場を持たない非吉本の芸人さんにとって、拠点ができたことは大きな変化だったのではと思います。お二人にはどんな変化がありましたか?
高木:ライブがめちゃめちゃ増えましたね。
福島:前は月10本いかないくらいだったのが、今は30本くらい。なので、(劇場ができる前の)3倍くらいは舞台に立ってるかもしれないですね。
高木:吉本が(賞レースに)強い一番大きな理由は「持ち劇場がある」ことだって言われてたんです。常に芸人が立てる舞台があって、そこにお客さんが来る。舞台数の違いはけっこう言われることも多いし、僕たちもすごく感じてました。
なので、舞台数という面においてちょっとは差を縮められてるのかな。
――お客さんの前でネタをする機会が増えて、自分たちの成長は感じますか?
高木:すごい感じますね。同じネタをやる機会が増えるので、「演じ方を変えよう」とか「なんでウケなかったのか分析しよう」とかもできるようになりました。“1個のネタを育てる”という意味で、舞台数が多いのはすごいありがたいですね。