福島:でも、その反面ちょっとダレることもあって。同じネタを昨日も今日もやってると、(お客さんが同じということも多いので)サービス精神でアドリブを入れちゃったりするんですよ。そういう(アドリブの)力は付いてるかもしれませんけど、しっかりネタをするのが恥ずかしくなるというか……
――恥ずかしい?
福島:同じ人の前でも同じネタをやり続ける、という域にはまだ達してないなと。同じネタを同じようにやるというのも漫才師の良い側面だと思うので、それができるようになれたらと思ってます。
――舞台数が増えただけでなく、「ナルゲキ」のエースを決めるバトルライブで2度優勝して結果を残していますよね。
高木:一応"新劇場のエース"という立場をやらせてもらってるので、「俺たちが滑っちゃダメだ」「ウケなきゃいけない」って気持ちが多少あると思います。(エースになって)意識が変わった部分はありますね。――事前にいただいた一問一答で、2021年の目標を「M-1を倒します(高木)」、「M-1グランプリ優勝(福島)」と回答いただいていました。
お二人ともかなり『M-1』を意識していると思いますが、芸人活動の中で『M-1』はどんな立ち位置にあるものなんでしょうか?
高木:僕たち的には、唯一の突破口ですね。