くらし情報『「UR×IKEA」のみさと団地、高齢者に優しい住宅も導入して多世代の交流を』

2015年10月21日 18:43

「UR×IKEA」のみさと団地、高齢者に優しい住宅も導入して多世代の交流を

○モデル地区「みさと団地」の取り組み

このうち埼玉県三郷市の「みさと団地」で始まったのは、高齢者向き住宅「健康寿命サポート住宅」の導入だ。内覧会では、10月30日から募集が始まる部屋のモデルルームが公開された。

注目すべきは、浴室に「ヒーター」が設置されていること。これは、部屋の移動による急激な温度変化によって脳卒中などの健康被害を起こす「ヒートショック」の防止を目的としている。さらに、バスタブの高さを低くしてまたぎやすくし、安心して入浴できるよう手すりも3カ所取り付けられている。

また、トイレに関してもさまざまな工夫がある。出入り口の段差をできるだけ解消し、つまずきを防止。便座からの立ち上がりを補助するために、2カ所の手すりも設置した。


そのほか、モニター付きインターホンが付いていたり、段差が認識できるよう玄関と床の色をくっきりと変えたりするなど、きめ細やかな心遣いが感じられる設備が多く取り入れられている。

同団地では既に、訪問介護の事業所や在宅診療の診療所、地域包括支援センターなどの整備が敷地内で進んでいて、さまざまな福祉サービスを受けることが可能。今年から、住民が参加できる落語や体操を使った健康増進プログラムも始まり、今後も定期的に開催していく予定だ。

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