2015年10月30日 06:00
「Surface Book」とは競合しない? 光学ドライブ搭載の世界最軽量PC「Let'snote SZ5」よもやま話
――Lバッテリが飛び出すのはNGですか? SX4でも後ろに飛び出していましたよね。
坂田: 見た目が良くないと指摘があったので、そこを解決しました(笑)。ただ、SX4のLバッテリは8セルだったのですが、SZ5では6セルしか載せられませんでした。Sバッテリは4セルで、従来と同じです。
実は、SZ5のバッテリを4セルから3セルにしたら、900gを切れたんです。SZ5の完成品は929gですが、バッテリの重さは1セル46gなんですよ。だから4セルを3セルにすると、単純計算で883gになったんです。でも、わざとやらなかったんです。
12時間もたなくなってしまうから。
――バランスのせめぎ合いの中で、バッテリ駆動時間を優先したと。
坂田: もう、涙を飲んで(笑)。SXシリーズでと同じ水準の15時間、17時間駆動でないと、お客さんは満足できないだろうと思ったんです。900gは超えるけど、4セルでやりきろうと。結局、バッテリ駆動時間は、929gのモデルで約14.5時間を確保しました。せめぎ合いではあるんですが、目標は「いかにお客さんに満足して使っていただけるか」なんですよね。そこを守ったうえで、最大限何をしなければいけないかを、取捨選択しながら進めています。