くらし情報『ヘッドホンは「アンティーク」になれる - finalのショールームで自社開発ドライバーへのこだわりとチャレンジスピリットを体感した』

2015年10月30日 09:00

ヘッドホンは「アンティーク」になれる - finalのショールームで自社開発ドライバーへのこだわりとチャレンジスピリットを体感した

細尾氏の発言からは自社開発技術への自信がうかがえた。

また細尾氏はイヤホンやヘッドホンについて、アンティーク時計のように長く使ってもらう製品にしたいと考えている。そのため、自社製品にも修理が可能な素材や設計を採用しているという。ショールームに形となって現れたアンティーク空間は、finalのブランドコンセプトと一致しているのだ。

○「SONOROUS」シリーズ新作ヘッドホンを公開

内覧会では、開発中の新作ヘッドホン「SONOROUS III」も紹介。10月30日発売の高級ヘッドホン「SONOROUS X」「SONOROUS VIII」の技術を採用したエントリーモデルで、発売は2016年2月を予定している。価格は35,000円前後になる見込みだ。

実際にSONOROUS IIIを試聴したが、エントリーモデルの枠を超える音場の広さに驚かされた。
SONOROUS Xのピュアな音質と比較すると、多少ボーカルが主張している印象はあるが、スピード感や音のメリハリはロックやポップスに非常にマッチする。音響性能に関しては現在も調整中で、今後も改良を続けていくとのこと。

○finalの今後

アナログレコードカートリッジから始まり、これまで様々な事業ににチャレンジしてきた同社。

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