米HPがHPとHPEに分社化、HPE日本法人吉田社長が事業戦略を説明
米Hewlett Packardは11月2日(現地時間)、企業向け事業を手がける米Hewlett Packard Enterprise(HPE)、ノートPCやプリンタを手がける米HPに分社化したことを発表した。これに伴い、HPEの日本法人の日本ヒューレット・パッカードの代表取締役社長 執行役員の吉田仁志氏が説明を行った。
吉田氏は、分社化の狙いについて、「最大の理由は『市場の変化のスピードに追随できるよう、フレキシブルかつ迅速に動けるようにするため』。分社化により、意思決定のスピードを上げることで、イノベーションの提供を加速し、市場を引っ張って行きたい」と語った。
HPEの社長兼CEOはメグ・ホイットマン氏が務め、直近12カ月の売上は527億ドル、営業利益は49億ドルとなっている。HPEの事業は、ネットワーク/サーバ/ストレージや統合型システムを手がけるエンタープライズグループ、サポートサービスを手がけるエンタープライズサービス、企業向けソフトウェアやクラウドを手がけるHPソフトウェア、ITの消費モデル構築のサポートなどを行うファイナンシャルサービスから構成される。
旧HPの青いロゴは米HPが引き継ぎ、HPEは新たなロゴで事業に臨む。