2015年11月9日 09:00
事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (200) iPadで新人の営業支援、対面営業で質の高い情報を提供-日本アジア証券
新入社員が業務を覚えて、一人前になるには時間がかかる。特に専門知識が必要になる職種ともなると、独り立ちするには更に時間がかかるものだ。
証券会社の営業もその一つだ。特に日本アジア証券は、地域密着でお客様との繋がりを強く持つ対面営業を行う営業方針であるため、商品を売買するための専門知識はもちろん、顧客の資産形成のお手伝いができるような知識が尚更求められる。とはいえ、新入社員も研修が終われば一人の証券営業員として、顧客訪問をしなければならない。どうしてもベテランの営業と比べると、新人はお客様と話す話題に乏しくなる。「それをサポートするツールはないか」──。日本および海外の株式・債券・投信など、顧客のニーズに応じて資産運用を行う日本アジア証券でもそういったツールを探していた。
○新人営業の情報武装ツールとしてiPadを活用
「特に今年は相続税が改正されたため、お客様からどこがどう変わったかなど質問も多くなります。新人でも相続税に関する情報を正しくお客様に伝えられるようにしたいと思いました」と、新人営業が最初に配属される営業開発部 部長の新開主税氏は語る。
そこで金融情報サービスベンダー会社のコンテンツを検討したところ、最もわかりやすい解説を提供していたのが、QUICKの投信販売支援サービス「QUICK FN(Financial Navigator)