2015年11月9日 12:00
なぜマリオはキノコを取ったとき縦に伸びるのか - ドット表現の限界への挑戦
に詳しく載っています。
岩田:
圧倒的にドットが足りないんですよね。
宮本:
足りないんです。すぐ8×8ドットになっちゃうんです。
それで、鼻を描いてヒゲを描いたら口かヒゲかわからないので、そこでドットは稼げると。
岩田:
ヒゲを描けば、口は描かなくていいんですよね。
宮本:
描かなくていい、これは大きいです。あごは1ドットあればいいですし。
それに目は、縦に2ドットで描くとかわいいかなと(笑)。
で、髪の毛を描ききれないので、帽子をかぶせたら
帽子は2ドットで抑えられる。
(中略)
でも、残りのドット数でカラダを描こうとすると限界があるんです。
しかも、ちゃんと走らせたいので
アニメーションにする必要があったんですけど、
当時は3パターンしかできなくて。
そこで、走るとき、腕を振りますけど、
動きをわかりやすくするために
腕と体の色も違っていたほうがいいと思ったんです。
そんな服はあるのかというと・・・。
岩田:
オーバーオールですね(笑)。
そう、マリオのグラフィックは、64ピクセルという制約の中でキャラクターを表現するための苦肉の策だったのです。
そんなマリオ、初代から3年後の1988年に発売された「スーパーマリオブラザーズ3」