2015年11月10日 11:00
カーエレクトロニクスの進化と未来 (79) 東京モーターショーで高成長を確信したクルマ用半導体の未来
ここで述べてきたテクノロジーは、例えば認識できると言ってもその認識率が100%にはまだ至っていない。このため100%に近づけるためのテクノロジーとして、ニューラルネットワークをベースにしたマシンラーニングやディープラーニングなどの新しい学習機能のある賢いテクノロジーが注目を集めている。トヨタは2016年1月に米国シリコンバレーに人工知能技術の研究・開発拠点として「Toyota Research Institute」を設立、今後5年間に10億ドルを投資する、と11月6日に発表した(図6)。ディープラーニングも人工知能の1つと捉えられており、クルマの安全を確保するためのテクノロジーになりうる。さらにビッグデータ解析の有力な手段とも考えられている。トヨタの研究・開発拠点は当初、自動運転車の実現に必要なテクノロジー開発に集中するが、やがてクルマに限らず、ロボットや高齢化社会でもクルマにアクセスできるような仕組み作りなどもテーマに入れていくという。
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