くらし情報『「人の服のシワがかっこいいと気になります」- フィギュアを生み出す仕事・原型師の舞台裏』

2015年11月14日 12:00

「人の服のシワがかっこいいと気になります」- フィギュアを生み出す仕事・原型師の舞台裏

「人の服のシワがかっこいいと気になります」- フィギュアを生み出す仕事・原型師の舞台裏
●中の体がしっかりしているからこそ、服を着ても自然に見える
アニメやゲームのキャラクターをモチーフにしたフィギュアが、どのようにして生み出されているか、ご存じだろうか。まずはメーカーが作品やキャラクターを選定し、企画を立てる。その後、色がついていない原型が制作され、次に彩色見本(デコマス)が作られる。その彩色見本を元に工場がフィギュアを量産し、製品として店頭に並ぶわけだ。この原型を生み出すクリエイターは"原型師"と呼ばれる。

今回、ホビーメーカーのコトブキヤから2016年3月に発売が予定されている「ARTFX J 薬売り」の原型を手がけた伊藤嘉紀氏に取材する機会を得た。キャリア3年半。業界内外で高い評価を受ける原型師だ。


○薬売りの顔は2種類造り、ディスカッションして決めた

――「ARTFX J 薬売り」の彩色済みの写真が公開となりました。原型師として彩色したものをご覧になって、いかがですか。

色がつくと、やっぱり違うなと。原型の制作中も彩色後の状態を想像しながら造るのですが、ずっと地味な色のままなので、塗装された彩色見本を実際に見たときは感激しました。今回は色数も多いし、鮮やかなので、なおさらそう思います。

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