2015年11月14日 12:00
「人の服のシワがかっこいいと気になります」- フィギュアを生み出す仕事・原型師の舞台裏
今回の薬売りは放送当時に数回見た覚えがあったのですが、あらためてアニメ全話とコミックを見て引きこまれました。
――『薬売り』に対するファンの声はいかがですか?
おかげさまで好評のようです。アニメが終了してからかなりたったタイミングでの立体化ですが、今もたくさんのファンがいる作品ですからね。
○スネ夫と鉄腕アトムの髪型は立体化が難しい
――ここからは原型師という仕事について聞かせてください。そもそも原型師にはどうすればなれるのでしょうか。
年に何度か大きなイベントがあるので、そこに個人ディーラーとして出展し作品を発表します。私の場合は2012年2月に開催された「ワンダーフェスティバル」にて何社か声をかけていただいたのがきっかけです。それまでは会社で働きながらアマチュアとして出展していました。
他には原型を一般募集している会社もあるので、応募をして作品やポートフォリオなどを持ち込んでみてもいいかもしれません。
――職業柄、普段から「立体化するとどうなるだろう」という目線でものを見てしまうことはありますか?
ありますね。好きだから造ってみたいものもありますし、実際にその仕事がくるとテンションが上がります。