2015年11月19日 08:00
若き起業家たちの夢とその戦略 (11) 誰もやらない、だからビジネスチャンスになる - スタディスト鈴木代表
「~すればこう動くのか!」と、だんだん知識が蓄積されると、ソースコードの仕組みも理解できるようになりました。
○C向けサービスの使いやすさをB向けに取り入れる勝ちパターン
――― Teachme Bizが登場するまでの経緯を教えていただけますか?
はい。コンサルの受託業務を終えた平日夜や週末に、まずは一般ユーザー向け「Teachme」の機能を実装することから始めました。サービス開発に関する知識がまったくない状態だったので、知識を得て技術をマスターして、Teachmeを作り出すまでに約1年かかりましたね。
ようやくTeachmeのベースができつつあったとき、Teachmeの機能の一部でもあった「画像にマークを付ける機能を切り出したら、アプリとして提供できるのでは?」と社内で話が出て、最初に開発したのが「Markee」というアプリです。
Markeeは想定以上にダウンロード数を伸ばし、PRや広報の効果的なやり方やユーザーとのコミュニケーションの仕方を学ぶ貴重な機会になりました。コンシューマー向けアプリを作ったのは大正解でしたね。というのも、もともと前職で作っていたITシステムは企業向けで、ユーザーインタフェースは二の次で、いかに多彩な機能を付けられるかといった基準で開発されていました。