2015年11月19日 08:00
若き起業家たちの夢とその戦略 (11) 誰もやらない、だからビジネスチャンスになる - スタディスト鈴木代表
機能ばかりが重視されるので、使い勝手の良さはあまり考慮されませんし、そこにコストもかけられていません。ですが、Markeeのようなコンシューマー向けのサービスは、使い勝手こそ命なんです。
Markeeでユーザーに受け入れられた使いやすさを、僕たちが提供したい企業向け領域に持っていけば勝負できるなと確信しました。実際、このときの経験はTeachmeの事業で大きく活きたと思います。
そうしてTeachmeにセキュリティやユーザーアカウント管理など、主要な機能を盛り込み、2013年9月に満を持してリリースしたのが企業向け製品となる「Teachme Biz」です。起業時から長くかかりましたが、やっと自分たちが実現したいことのスタート地点に立った瞬間でした。○大手有名企業の導入が大きなターニング・ポイントに
――― サービス開始後、反響はいかがでしたか?
リリースから1年経った2014年8月時点で、有償プランの導入社数は50社ほどしかありませんでした。発表当日にWebメディアで記事化していただいたものの、紹介で獲得したクライアントが大半でした。
そんな状況でしたから、僕自身が「ビジネスになるのだろうか」