くらし情報『リクルートは、リアルとネットの相互送客をどう実現するのか』

2015年11月20日 11:30

リクルートは、リアルとネットの相互送客をどう実現するのか

これを受けて、天候の悪い日の集客として不特定多数のユーザーに配信する"雨の日クーポン"よりも、位置情報を取得して、ターゲットを"近くにいるユーザー"に限定しクーポンを配信する方が効果的なのではと感じましたね」(熊沢氏)

○200円割引クーポンが"近くにいるユーザー"の来店・リピートを促す

2つめの事例としては「武蔵小杉エリアクーポン配信実験」がある。同エリア内ではスーパーマーケット間の競争が激化しており、競合に流れた消費者をどう呼び込むかが課題になっていた。そこで、武蔵小杉駅周辺にビーコンを約30箇所設置し、ビーコンが反応したユーザー(駅のホームにいるユーザーを除く)に対し、200円割引クーポンを配信したという。

「過去に来店経験があるユーザーをグループA、来店経験がないユーザーをグループBとして、各々の来店率を計測しました。グループAは、プッシュ通知をしない場合の来店率79.6%が、プッシュ通知を行ったときが80.6%とほぼ変化はありませんでした。一方で、グループBはプッシュ通知を行うことで3.2%から21.9%と来店効果が7倍に上昇したんです。これにより、来店経験のないユーザーに絞ってクーポンを配信すると、来店率を上げられることが分かりました」

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