くらし情報『不正広告などで正規サイト汚染が急増 - トレンドマイクロ2015年第3四半期セキュリティラウンドアップ』

2015年11月24日 12:36

不正広告などで正規サイト汚染が急増 - トレンドマイクロ2015年第3四半期セキュリティラウンドアップ

といった対策がほぼ無効になりつつあることだ。今回の不正広告は、広告配信サーバーが配信する段階で不正な広告となっている。サイトの運営者や管理者は、配信される広告について意識を払うことはあるだろうか。さらに、広告以外は普通に運営・管理されている。つまり、不審なサイトにはなりえないのである。

さらにトレンドマイクロでは、人気サイトに不正広告が表示されることにより、被害の拡大も甚大なものになると注意喚起する。似たような攻撃に、Web改ざんがある。Web改ざんでは、閲覧数以上の被害はない。
しかし、不正広告は、複数の人気サイトを悪用することで、被害を拡大しやすい。このあたりも、攻撃者に好まれる理由であろう。

○世界では、一企業の情報漏えいから被害が拡大

グローバルセキュリティラウンドアップから、1つ事例を紹介しよう。イタリア企業のHacking Teamの情報漏えいである。まず、Hacking Team社について少し解説しよう。「Hacking」という名前の通り、政府機関などから依頼を受け、PCや携帯端末からネット活動などを監視するソフトウェアを開発している。その活動内容については、当然のことながら疑惑も指摘されたことがあった。

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