2015年11月24日 12:58
塩田紳二のアンドロイドなう 第107回 「Nexus 5X」と「LTE」
国内でLTEと言っているのはFDD-LTEで、TDD-LTEそのものは、国内ではまだ使われていませんが、互換の通信方式としてソフトバンクのAXGPやUQのWiMax2+があり、TDD-LTEのバンド割り当てを利用しています。
その下にある「3G」、「LTE」というところでNexus 5Xの北米版とROW版のバンド対応を示しています。「○」は、どちらも対応しているバンド、「R」はROW版のみ対応、「U」は北米版のみ対応しているバンドになります。Nexus 5Xは、cdmaOne/CDMA2000には未対応です。
その下のCAの部分は、CAの組み合わせを表します。CAは2つのバンドの組となるため、前半(バンド番号の小さい方)が縦にならんでいます。たとえば、CA_1-3は、バンド1(国内では2ギガヘルツ帯と呼ばれることがあります)とバンド3によるCAで、表ではCAの「1-」のところと上部のバンド3のところに、ROW版が対応しているという意味の「R」が記載してあります(セルに色をつけておきました)。簡単にいうと、Nexus 5XのCAは、この部分でRやUがある組み合わせしか対応していません。