2015年11月24日 20:35
Microsoftが挑む次世代のセキュリティ対策 - 阿久津良和のWindows Weekly Report
さらに他分野の研究にも投資しているため、ソフトウェア企業というよりもPaaSやIaaSと主軸としたインフラ企業的なアプローチだ。
先のブログ記事では新たなセキュリティ対策として、「あらゆるエンドポイントを適切に保護するため、クラウドや機械学習、行動モニタリングなどを活用して、セキュリティ脅威の検知を迅速化しなければならない。我々が持つさまざまなツールを組み合わせて『Intelligent Security Graph』を構築し、全エンドポイントの保護やサイバー攻撃の検知、対応の加速化に努める」と述べている。
セキュリティ対策活動の中心となるのは新設した「Cyber Defense Operations Center」が担う。同施設には自社のセキュリティ専門家やデータアナリスト、エンジニアなどが集結し、24時間体制でセキュリティ対策にあたるという。ボットネットのように民間企業だけでは対策が難しい場合、DCU(Digital Crimes Unit)と連係してサイバー犯罪に対抗する予定だ。さらにエンタープライズセキュリティを専門に扱う「ECG(Enterprise Cybersecurity Group)」